日本出版販売株式会社(代表取締役社長:奥村 景二、略称:日販)が運営する出版流通学院(学院長:髙瀬 伸英 日販専務取締役)は、2月9日(火)、第57回「日販マネジメントセミナー」をオンライン配信にて開催し、全国各地の取引先等から約150名が参加しました。
開講の挨拶に立った髙瀬 伸英 日販専務取締役は、「今回のコンセプトは、『変わらない価値 変えていく今』です。2020年は新型コロナウイルス感染症によって、人々の常識や価値観が変わった一方、本の普遍的な価値を再認識する機会にもなりました。書店や本が持つ変わらない価値を見つめ直したうえで、その価値を起点とし、変化していく時代の中で、私たち自身がどう変わっていけるのか。当セミナーが、そのヒントを見出すための場になれば幸いです」と述べました。
セミナー第1講では、株式会社ワークマン 専務取締役の土屋 哲雄氏が「ワークマン式『しない』経営 ―4000億円の空白市場を切り拓いた秘密」と題し、10期連続最高益を更新しているワークマン躍進の背景や、どのようにして市場を開拓し、社内の風土変革を成し遂げたのかについて、ご自身の経営論を交えて語りました。
第2講では、株式会社コルク 代表取締役会長兼社長CEOの佐渡島 庸平氏が「変化する時代の中でのコミュニティ形成」と題し、ネット社会の中で現在のコミュニティや本、書店をどのようにアップデートしていくかについて、トークセッション形式でお話しされました。
第3講では、 / Yahoo!アカデミア 学長 / 株式会社ウェイウェイ 代表取締役の伊藤 羊一氏が「誰にでも実行できる、リーダーシップとマネジメント」と題し、自身の多様な経験から体得し培った、リーダーシップ論とマネジメント論の本質について語りました。
参加者からは「時代の潮流を読むための考え方のヒントを聞くことができた」「すぐに実践しようと思う」「オンラインセミナーということで、気軽に参加できた」と好評を得て、盛況のうちに終了しました。
出版流通学院では今後も取引先の経営支援および人材育成のため、セミナー・研修の開催などに取り組んでまいります。