2020年11月18日
1.書店の売上の動向はどうだったのか?
『書店経営指標2020』では、アンケートにお答えいただいた書店様の売上高前年比を集計しています。
※調査期間は2019年の店舗ベースの実績値です。
それによると全体平均は98.1%になりました。
2019年度の書店の売上は前年比98.1%という結果でした。
この年のTOPICといえば、「令和」「ラグビーW杯」「消費税10%」などで、書店業界にとっては良い話題の多かった年でした。その様子はグラフからも見て取れます。
2.前年比100%以上の書店は
どれくらいあったのか?
全体平均の売上高前年比は98.1%でしたが、前年比100%越えになったのは34.3%でした。
売上高が前年をクリアした店舗の割合は34.3%でした。
立地ごとにみると、最も100%クリアの店舗割合が多かったのは、「SC内」の書店で43.0%と約半数の店舗になりました。反対に100%クリア割合が少なかったのは、「商店街」で23.1%と5店舗に1店舗ぐらいの割合でした。この調査は昨年に引き続き2回目ですが、「SC内」と「駅前」は比較的100%クリアの割合が高い傾向がみられています。