2020/11 出版流通学院

“ 出版物 ” が読者のもとに届くまでには、さまざまなルートがあり、「書店」「コンビニ」「インターネット」「電子出版物」「図書館」「教科書」など、その場所や手段もいろいろです。

「出版物販売額の実態」では、その読者との接点を ❝タッチポイント❞ と定義し、各タッチポイントの市場規模をまとめています。

ここでは、2019年度の主なタッチポイント別の市場規模を見てみましょう。

業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

 

出版市場統計「タッチポイント別 出版物市場規模」のページ

「書店」の市場規模

下記グラフは、

「書店」の市場規模を、5年推移のグラフで表したものです。

2019年度の「書店」の市場規模は、8,575億円(前年比90.7%)となりました。

徐々にその減少幅は縮小しているものの、5年前の2015年度は、11,596億円でしたので、約26%の落ち込みとなります。

また、市場規模の減少とともに、閉店する書店も増え続け、2019年度の全国書店数は、9,242店となり、2018年度より、更に450店減少しました。

2018年度に引き続き、2019年度も、全国で書店数の増えた都道府県はありませんでした。

 

出版市場統計「日本の書店 店舗数」のページ

タッチポイント別の市場規模

下記グラフは、

主なタッチポイント別の市場規模を構成比で表し、2018年度と2019年度を比較したものです。

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇2019年度 タッチポイント別市場規模 構成比(%)

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇2018年度 タッチポイント別市場規模 構成比(%)

変わらず、タッチポイントの1位を維持している「書店」ですが、その市場規模は、主なタッチポイント別構成比の半数を割り、43.2%となりました。

2018年度から見ると、7.1ポイントの減少です。

構成比の2位は、「電子出版物」の17.9%(2.8ポイント増加)。3位は、「インターネット」11.0%(0.6ポイント増加)と続いています。

インターネット及びスマートフォンやタブレット端末の普及により、「電子出版物」や「インターネット」のシェアが増えることは、予想に難くないことでしたが、今の環境や状況から考えると、その増加率はより速度を増していくのでしょうか?

今後も、読者へのルートとして、インターネットを経由したタッチポイントとリアルを経由したタッチポイントに注目していきたいと思います。

「構成比」は、8つのタッチポイント別市場規模の合計から算出
📚 書店                       ▶ 実店舗を持ち、出版物を販売する小売店
🏪 CVS                       ▶ コンビニエンスストア
💻 インターネット  ▶ インターネット上の書店、紙媒体のみ
📱 電子出版物          ▶ 電子書籍、電子コミック、電子雑誌
                                          PC、モバイルデバイス上で閲覧可能な商業出版物のデジタルコンテンツと定義
                 学術ジャーナルは含まない
🏫 図書館                  ▶ 小中高校、大学短大高専、公共図書館の図書購入額
📙 教科書                  ▶ 小中高校、特別支援で使用される教科書と教師用指導書の販売額
🚉 その他店舗          ▶ 大学生協、駅、スーパー、ドラッグストア等のスタンド店

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